発見写真旅・展(87)――2015.1020-21 八甲田山+奥入瀬渓流(72パワー)
発見写真旅・展(87)――2015.1020-21 八甲田山+奥入瀬渓流(72パワー)
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パート1────青森→八甲田山→酸ヶ湯温泉
パート2────2日目・酸ヶ湯温泉→焼山
パート3────奥入瀬渓流・焼山→石ヶ戸
パート4────奥入瀬渓流・石ヶ戸→子ノ口
パート5────十和田湖
パート6────奥入瀬渓流・車窓から子ノ口→焼山
*出発10日前に、酸ヶ湯温泉のホームページに「八甲田の紅葉は、ここ急激に進行しております。現在酸ヶ湯周辺が見頃となっています」とありました。そこで計画書には次のように書き加えました。
「酸ヶ湯温泉が標高約900m。奥入瀬渓流は標高約200mから400mまで遡っていく旅ですから、ドンピシャではないかと思います。乞うご期待です」
「八甲田山はすでに雪の季節ですから、軽アイゼン必携です。手袋と耳おおいのある帽子、お忘れなく」
*けっきょくドンピシャだったのは十和田湖。写真をご覧ください。
★糸の会山行[970] 八甲田山+奥入瀬渓流(72パワー)────2015.10.20-21
*1日目…登り20p→下り23p
*2日目…登り気味29p
●1日目
・1100……新青森駅からタクシーで八甲田ロープウェーへ
・1230……八甲田ロープウェー山頂駅(標高約1,300m)を出発
・1320-25……休憩(標高約1,450m)
・1335……赤倉岳山頂稜線(標高約1,500m)に出る。強風が吹き上げている
・1355……井戸岳山頂(標高約1,550m)強風の中、通過
・1420-50……大岳避難小屋で休憩(標高約1,450m)。下山を決める
・1545-50……毛無岱で休憩(標高約1,000m)
・1650……酸ヶ湯温泉(標高約850m)
●2日目
・0730……タクシーで酸ヶ湯温泉を出発
・0805……焼山バス停(標高約200m)を出発
・0845-50……休憩(標高約250m)
・1015-25……石ヶ戸(いしげと)でトイレ休憩(標高約300m)
・1045……馬門橋(標高300m)を通過
・1115-20……白布ノ滝の先で休憩(標高約300m)
・1210-20……銚子大滝の手前で休憩(標高約400m)
・1235……銚子大滝(標高約400m)を通過
・1300……十和田湖子ノ湖口(標高約400m)に到着
・1315--1405……十和田湖遊覧船で休屋へ
・1420--1504……ゴールドラインJRバスで休屋→焼山
・1620--1718……七戸十和田奥入瀬シャトルバスで焼山→七戸十和田駅
*行動時刻は概数です
今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の4人です。
佐藤 時子(36点)
小林 美子(26点)
土屋 千鶴子(35点)
伊藤 幸司(66点)
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★このアルバム・シリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。写真は撮影時刻順に並べて本展示としました。(期間を限定せずに)みなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com
撮影:佐藤 時子────1/8
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【30】08時15分 |
【36】08時23分 |
【39】08時27分 |
【40】08時32分 |
【42】08時34分 |
撮影:佐藤 時子────2/8
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【53】09時25分 |
【54】09時25分 |
【57】09時31分 |
【59】09時37分 |
【62】09時40分 |
撮影:佐藤 時子────3/8
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【65】09時42分 |
【68】09時43分 |
【71】09時46分 |
【74】09時58分 |
【77】09時59分 |
撮影:佐藤 時子────4/8
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【78】09時59分 |
【80】10時00分 |
【84】10時11分 |
【95】10時39分 |
【100】10時51分 |
撮影:佐藤 時子────5/8
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【101】10時52分 |
【105】11時09分 |
【106】11時13分 |
【114】12時00分 |
【119】12時25分 |
撮影:佐藤 時子────6/8
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【126】12時34分 |
【129】12時54分 |
【132】13時28分 |
【134】13時29分 |
【138】13時33分 |
撮影:佐藤 時子────7/8
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【126】13時34分 |
【129】13時55分 |
【132】13時57分 |
【134】13時58分 |
【138】13時59分 |
撮影:佐藤 時子────8/8
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【155】14時02分 |
撮影:小林 美子────1/6
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【03】11時58分 |
【08】14時23分 |
【10】15時25分 |
【12】15時27分 |
【14】15時43分 |
撮影:小林 美子────2/6
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【19】16時38分 |
【26】07時46分 |
【31】08時17分 |
【52】09時14分 |
【61】09時40分 |
撮影:小林 美子────3/6
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【89】10時26分 |
【98】10時50分 |
【99】10時50分 |
【102】11時08分 |
【109】11時39分 |
撮影:小林 美子────4/6
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【118】12時25分 |
【122】12時32分 |
【124】12時33分 |
【127】12時52分 |
【131】13時26分 |
撮影:小林 美子────5/6
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【135】13時31分 |
【141】13時36分 |
【144】13時49分 |
【148】13時57分 |
【152】13時59分 |
撮影:小林 美子────6/6
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【153】13時59分 |
撮影:土屋 千鶴子────1/7
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【25】07時27分 |
【32】08時22分 |
【33】08時22分 |
【34】08時22分 |
【46】08時53分 |
撮影:土屋 千鶴子────2/7
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【47】09時01分 |
【49】09時09分 |
【50】09時10分 |
【55】09時25分 |
【56】09時27分 |
撮影:土屋 千鶴子────3/7
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【60】09時37分 |
【63】09時40分 |
【66】09時42分 |
【67】09時42分 |
【69】09時43分 |
撮影:土屋 千鶴子────4/7
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【72】09時46分 |
【73】09時49分 |
【75】09時58分 |
【79】09時59分 |
【81】10時00分 |
撮影:土屋 千鶴子────5/7
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【82】10時00分 |
【83】10時06分 |
【85】10時11分 |
【87】10時12分 |
【91】10時28分 |
撮影:土屋 千鶴子────6/7
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【92】10時36分 |
【93】10時38分 |
【103】11時08分 |
【111】11時53分 |
【112】11時59分 |
撮影:土屋 千鶴子────7/7
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【115】12時00分 |
【120】12時25分 |
【123】12時32分 |
【125】12時33分 |
【128】12時52分 |
撮影:伊藤 幸司────1/14
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【01】11時36分 |
【02】11時57分 |
【04】12時01分 |
【05】13時28分 |
【06】13時57分 |
撮影:伊藤 幸司────2/14
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【07】13時59分 |
【09】14時51分 |
【11】15時26分 |
【13】15時30分 |
【15】15時43分 |
撮影:伊藤 幸司────3/14
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【16】15時55分 |
【17】16時10分 |
【18】16時37分 |
【20】16時39分 |
【21】16時40分 |
撮影:伊藤 幸司────4/14
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【22】16時41分 |
【23】16時46分 |
【24】18時35分 |
【27】07時49分 |
【28】07時50分 |
撮影:伊藤 幸司────5/14
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【29】07時51分 |
【35】08時23分 |
【37】08時24分 |
【38】08時27分 |
【41】08時34分 |
撮影:伊藤 幸司────6/14
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【43】08時40分 |
【44】08時43分 |
【45】08時46分 |
【48】09時07分 |
【51】09時11分 |
撮影:伊藤 幸司────7/14
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【58】09時34分 |
【64】09時42分 |
【70】09時44分 |
【76】09時59分 |
【86】10時12分 |
撮影:伊藤 幸司────8/14
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【88】10時15分 |
【90】10時27分 |
【94】10時39分 |
【96】10時41分 |
【97】10時45分 |
撮影:伊藤 幸司────9/14
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【104】11時09分 |
【107】11時14分 |
【108】11時23分 |
【110】11時43分 |
【113】12時00分 |
撮影:伊藤 幸司────10/14
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【116】12時23分 |
【117】12時24分 |
【121】12時32分 |
【130】13時20分 |
【133】13時29分 |
撮影:伊藤 幸司────11/14
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【136】13時32分 |
【137】13時32分 |
【139】13時34分 |
【142】13時39分 |
【143】13時46分 |
撮影:伊藤 幸司────12/14
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【146】13時56分 |
【147】13時56分 |
【151】13時59分 |
【156】14時40分 |
【157】14時41分 |
撮影:伊藤 幸司────13/14
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【158】14時45分 |
【159】14時47分 |
【160】14時51分 |
【161】15時00分 |
【162】15時10分 |
撮影:伊藤 幸司────14/14
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【163】17時54分 |
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パート1────青森→八甲田山→酸ヶ湯温泉
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【01】撮影:11時36分=伊藤 幸司
青森・十和田ゴールドラインはまず八甲田山の南麓をたどります。青森は海辺の街ですが標高500mあたりから八甲田山の南麓に入ります。雨模様の天気ですが、紅葉していてホッとしました。
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【02】撮影:11時57分=伊藤 幸司
八甲田山ロープウェーは標高639m。このあたりでは10日前に紅葉のピークだったということは酸ヶ湯温泉への問い合わせで知っていました。じつはこの日、風速25mの風が吹いて、ロープウェーが止まっている状態でした。もうすこし低い城ヶ倉大橋のあたりを散策しようかと考えていたところ、タクシー運転手さんが「あれ? ロープウェー動いてます」ということで予定通り乗り込むことになりました。
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【03】撮影:11時58分=小林 美子
八甲田山ロープウェイの乗車口。
強風の為 ロープウェイが
止まっているという。残念!?
八甲田山に行けない・・
がっかり・・ところが
ロープウェイの近くに来ると
タクシーの中からロープウェイが動いているのが見えた。
行けるねと大喜び
・・が
この後 あの強風体験が待っているとも 知らずに・・
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【04】撮影:12時01分=伊藤 幸司
これはまだ樹氷地帯に入る手前、真冬にスノーシューで、何度も下った雪の斜面です。もう少し上がると常緑のアオモリトドマツが現れて冬に見事なスノーモンスターとなるのですが、濃い霧に包まれて山頂駅までまったく展望がききませんでした。
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【05】撮影:13時28分=伊藤 幸司
ロープウェーの山頂駅から上は風と小雨で、ガスは薄れていました。冬にはこの斜面が一面の雪原になり、どんなに晴れていても30分後にガスに包まれて完全にホワイトアウトする危険を考えなければなりません。緩やかな斜面が続くと、ルートはまったく見当がつかなくなります。スキーやスノーボードの人たちはガイドを頼んで下っていきますが、私たちの少ない経験でも、オーストラリア人スノーボーダーが行方不明になる事件が何回か起こっています。八甲田山にはスキーコースが2本ありますが、どちらかといえばバックカントリーなどと呼ばれる自由勝手な滑降が基本の山です。そういう意味では同じ樹氷の山でも蔵王とは全く違う冬山になります。
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【06】撮影:13時57分=伊藤 幸司
赤倉岳の稜線に出ると強い風が吹き上がってきました。ここはそれにつらなる井戸岳の山頂稜線です。ロープウェーは風速15mで運転を再開したので、これはロープウェーが止まった風速25m以上の風かと思います。吹き飛ばされるほどではありませんが、ふらつくので、ロープがなかったら恐怖心がどんどん増大してくるという状況でした。北西風と聞いていましたが、ここでは右側の火口跡から西風が吹き上がっていました。
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【07】撮影:13時59分=伊藤 幸司
山で強い風に会うとザックカバーを飛ばす事故が起こります。1例は事前に取り外せましたが、ひとつ飛ばしてしまいました。バタバタし始めたので追いかけたのですが、あと3歩というあたりで捕り逃してしまいました。取り付け方が悪いとか、構造が良くないとかという問題はあるでしょうが、そういう小さな事故が起きたら、私たちの能力と環境圧力のあいだに緊張の限界がきていると考えます。強風を体験するという価値もありますが、逃げる方向に大きくシフトすると決めました。
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【08】撮影:14時23分=小林 美子
強風の稜線は1時間弱位だったが長く感じた。
寒い、飛ばされそう、不安この強風は初体験でした。
避難小屋でホットしたところです。
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【09】撮影:14時51分=伊藤 幸司
強風体験は13時35分に赤倉岳山頂部の赤岳断崖に上がってから、14時20分にこの大岳避難小屋に入るまで、ずっと続きました。もちろん大岳登頂は無しにして、ひたすら安全に下山することを考えました。トイレもある避難小屋での休憩は30分として、きちんと食べ、服装などの不備を整え、気持ちをリフレッシュさせました。
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【10】撮影:15時25分=小林 美子
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【11】撮影:15時26分=伊藤 幸司
避難小屋を出たところから西に下るので、しばらく強い風に向かう形になりました。しかしすぐに山頂稜線部から逃れると、風はふっ! となくなりました。毛無岱(けなしたい)湿原に入ると晩秋、あるいは初冬の穏やかな風景が広がっていました。
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【12】撮影:15時27分=小林 美子
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【13】撮影:15時30分=伊藤 幸司
たぶん10日ほど前に、この風景が黄金色に輝いていたのではないでしょうか。その後今年は雪が降って、いまは冬景色への準備万端という状態かと思います。
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【14】撮影:15時43分=小林 美子
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【15】撮影:15時43分=伊藤 幸司
下る道が西向きから南向きに変わると、前方に明るい風景が広がってきました。振り返ると八甲田山の山頂部はまだ頭上の雲の中に埋もれていました。
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【16】撮影:15時55分=伊藤 幸司
一応軽アイゼンまで準備したこの時期の八甲田山は、気温がロープウェー山頂駅で5度C。山頂部では0度Cを割り、強風の中では体感温度は厳冬期なみになりました。避難小屋のないルートだったら、そういう体験をする余裕なく引き返していたところです。これでみなさんのこの冬の服装の準備はしっかりチェックされたはずです。
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【17】撮影:16時10分=伊藤 幸司
樹林帯に入ると、冬から秋へと季節がすこし戻りました。
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【18】撮影:16時37分=伊藤 幸司
突然、酸ヶ湯温泉が足元に登場しました。
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【19】撮影:16時38分=小林 美子
酸ヶ湯温泉が見えてきた。周りの森が夕陽で
真っ赤に もえてました。
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【20】撮影:16時39分=伊藤 幸司
10日前に紅葉のピークだったという酸ヶ湯温泉周辺の森が、夕陽に照らされて輝いていました。
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【21】撮影:16時40分=伊藤 幸司
山頂部の冬をくぐり抜けてきた私たちのために、夕陽が枯れ葉を燃え上がらせてくれました。想像していなかった紅葉の風景です。
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【22】撮影:16時41分=伊藤 幸司
ちょうど、日が沈む瞬間でした。千人風呂の酸ヶ湯を目前にして日が沈む。計算してのことであれば、なかなかの演出です。
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【23】撮影:16時46分=伊藤 幸司
紅葉の青森・八甲田ゴールドラインにはもちろんたくさんの外国人観光客が訪れていました。酸ヶ湯温泉では玄関では外人がずいぶん多いな、という印象でしたが、その他のところでは日本人のための日本の宿という印象でした。しかし翌日、奥入瀬渓流では全部中国人ではなっかと思えるほどの紅葉フィーバーとなっていました。
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【24】撮影:18時35分=伊藤 幸司
これが酸ヶ湯温泉の夕食。昔なじみの旅館の夕食という感じですが、山から下りてきた私たちには文句のつけようがないゴージャス・ディナーです。
じつは今回、本当は蔦温泉に泊まりたかったのですが、あちらはとっくの昔に満室。酸ヶ湯温泉だって満室でした。しかしこちらには湯治部というのがあって、3号館を改修工事中にもかかわらず、6畳間が5室空いていたのです。湯治部の6畳間は2食つきの場合、1人で8,000円、2人で7,000円、3人だと6,500円(いずれも消費税・入湯税別途)となっていて、わたしたちはそれで11人を割り振ったのです。北アルプスの山小屋と比べたらはるかに安い宿泊料です。
私たちは山のグループなので、雨露がしのげれば天国と考えますし、風呂はもちろんトイレも共同で問題ないのです。古い温泉宿では、あえて旧館を求めます。旅行者ならちょっと惨めな気分になるかもしれませんが。
……ところがこの中には冬に八甲田ホテルに泊まった人たちがいるのです。青森では有数の高級ホテルで、酸ヶ湯温泉の経営です。新幹線が青森まで届かないときに、八甲田ホテル宿泊とセットになった航空券で青森空港往復でスノーシューにやってきたのです。真冬の八甲田ホテルはほぼ貸切状態(とても魅力的なアジア系外国人の中年女性が1人いましたが)で、ぜいたくなディナーを楽しみました。それ以降、冬に酸ヶ湯温泉に泊まったときには、八甲田ホテルでランチを食べるのが恒例になりました。
で、食事をしながら、次回、もしチャンスがあったら、酸ヶ湯温泉の湯治部に朝食のみ(2,500円安くなります)で泊まって、八甲田ホテルで一番安いディナー(8,000円)というプランを考えました。歩いてもすぐですが、車での無料送迎もありますから。
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パート2────2日目・酸ヶ湯温泉→焼山
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【25】撮影:07時27分=土屋 千鶴子
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【26】撮影:07時46分=小林 美子
焼山の途中道路の両脇に紅葉が続きます。
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【27】撮影:07時49分=伊藤 幸司
ゴールドラインは酸ヶ湯温泉から標高1,027mの傘松峠を越えて蔦温泉に抜けます。とても気持ちいい秋の森が続きます。奥入瀬渓流の出発点・焼山は標高約200mですから、紅葉の盛りに向かって下っていくという気分です。
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【28】撮影:07時50分=伊藤 幸司
タクシーの運転手さんによると、八甲田山を一周する道路では紅葉が途切れることがないのだそうです。そういう道は青森でもほとんどないとのこと。ブナの紅葉がどこまでも続く国道です。
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【29】撮影:07時51分=伊藤 幸司
昨日と違っておだやかな日射しが今日の幸運を感じさせます。山の花はかならずしも晴れている必要はないと思いますが、紅葉は是非、是非、日射しがほしいと思います。
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パート3────奥入瀬渓流・焼山→石ヶ戸
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【30】撮影:08時15分=佐藤 時子
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【31】撮影:08時17分=小林 美子
ウバユリの実の中に種。Tさんが 種を飛ばしてくれました。
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【32】撮影:08時22分=土屋 千鶴子
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【33】撮影:08時22分=土屋 千鶴子
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【34】撮影:08時22分=土屋 千鶴子
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【35】撮影:08時23分=伊藤 幸司
私たちは標高約200mの焼山から標高401mの十和田湖まで、4時間の予定で歩き始めました。奥入瀬渓流に沿う遊歩道に入るとすぐに赤と黄色に色づいたカエデの葉が登場しました。手前の黄色いのはオオモミジのように思いますが、赤いのがイロハモミジかどうかは、わかりません。
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【36】撮影:08時23分=佐藤 時子
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【37】撮影:08時24分=伊藤 幸司
対岸にカエデの木。端から順次黄色に色づいていくんですかね。
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【38】撮影:08時27分=伊藤 幸司
これは別の写真で詳しく見てみると、赤い葉はイロハニホヘトと7つの裂片になっています。
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【39】撮影:08時27分=佐藤 時子
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【40】撮影:08時32分=佐藤 時子
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【41】撮影:08時34分=伊藤 幸司
遊歩道はおおよそこんなふうに延びています。「河畔林」という解説板があって、「奥入瀬渓流の下流側は、大きな支流がいくつか合流するため、たまに氾濫します。そうした不安定な土地には、ケヤマハンノキやヤナギ類が真っ先に生えて河畔林をつくります」と書かれていました。
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【42】撮影:08時34分=佐藤 時子
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【43】撮影:08時40分=伊藤 幸司
焼山から2kmのあたり。「ブナ林の始まり」という解説板がありました。「大水の影響を受けない安定した湿潤地には、トチノキとサワグルミの林が発達します。それが段丘化するなどして水はけが良くなると、やがてブナ林に変わります。この付近は伐採など何らかの影響で元のブナ林が失われ、そのあとに再びブナが生え出したもので、このような林を二次林といいます」とのこと。
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【44】撮影:08時43分=伊藤 幸司
この木には「ハリギリ」という名札がついていました。幹の樹皮に縦に深く入った裂け目がこの木の特徴だそうで、葉はカエデに似たテングノウチワとか。木材としては家具にも使われるが桐下駄の材料とされたとか。そして若い木の新芽は「たらの芽」によく似た山菜なのだそうです。
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【45】撮影:08時46分=伊藤 幸司
じつは下流から3分の1ほどのところにある石ヶ戸までは、しずかな岸辺でした。観光バスの客は石ヶ戸周辺で川辺を散策し、しっかり歩きたい人も石ヶ戸から上流をめざすのが一般的なのだそうです。全国ブランドの、そのピークシーズンにのんびりと歩けたのは、振り返ればラッキーでした。
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【46】撮影:08時53分=土屋 千鶴子
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【47】撮影:09時01分=土屋 千鶴子
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【48】撮影:09時07分=伊藤 幸司
まろやかな紅葉が流れの周囲に広がっていました。深い谷底の渓流ではなく、開かれた川筋であることが、この軽さを見せているのだと思います。
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【49】撮影:09時09分=土屋 千鶴子
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【50】撮影:09時10分=土屋 千鶴子
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【51】撮影:09時11分=伊藤 幸司
じつは少々不満だったのですが、遊歩道はときおり車道に出ます。じつは石ヶ戸から上流側には、そういうことはないのです。そのことが下流部での不満でしたが、川岸に車の道が通っているということは、実際にはそれほど気になりませんでした。
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【52】撮影:09時14分=小林 美子
休憩した所にこんな大木が・・
何の形に見える かしら?
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【53】撮影:09時25分=佐藤 時子
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【54】撮影:09時25分=佐藤 時子
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【55】撮影:09時25分=土屋 千鶴子
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【56】撮影:09時27分=土屋 千鶴子
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【57】撮影:09時31分=佐藤 時子
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【58】撮影:09時34分=伊藤 幸司
すぐ左手に車道、右手に流れという樹林ですが、深い森に紛れ込んだ気分に、ふと陥ります。
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【59】撮影:09時37分=佐藤 時子
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【60】撮影:09時37分=土屋 千鶴子
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【61】撮影:09時40分=小林 美子
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【62】撮影:09時40分=佐藤 時子
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【63】撮影:09時40分=土屋 千鶴子
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【64】撮影:09時42分=伊藤 幸司
流れに落差はほとんどありませんが、生命力を感じさせるに十分な流れです。左下に見える仲間の姿から、けっこうなスケールを感じとれます。
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【65】撮影:09時42分=佐藤 時子
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【66】撮影:09時42分=土屋 千鶴子
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【67】撮影:09時42分=土屋 千鶴子
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【68】撮影:09時43分=佐藤 時子
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【69】撮影:09時43分=土屋 千鶴子
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【70】撮影:09時44分=伊藤 幸司
この赤い実はツリバナの仲間のニシキギにそっくりですが、ニシキギなら枝にコルク質の翼状のヒレがついています。ついていないとコマユミと呼ぶのだそうです。仲間のマユミとは実の形は全然違いますが。
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【71】撮影:09時46分=佐藤 時子
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【72】撮影:09時46分=土屋 千鶴子
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【73】撮影:09時49分=土屋 千鶴子
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【74】撮影:09時58分=佐藤 時子
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【75】撮影:09時58分=土屋 千鶴子
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【76】撮影:09時59分=伊藤 幸司
石ヶ戸に近づいたことは、急にたくさんの人とすれ違うことでわかりました。流れは急になり、動の風景が広がっていました。
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【77】撮影:09時59分=佐藤 時子
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【78】撮影:09時59分=佐藤 時子
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【79】撮影:09時59分=土屋 千鶴子
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【80】撮影:10時00分=佐藤 時子
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【81】撮影:10時00分=土屋 千鶴子
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【82】撮影:10時00分=土屋 千鶴子
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【83】撮影:10時06分=土屋 千鶴子
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【84】撮影:10時11分=佐藤 時子
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【85】撮影:10時11分=土屋 千鶴子
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【86】撮影:10時12分=伊藤 幸司
カメラマンはいっぱいいましたが、絵を描いている人はさすがに数人。通る人みんなにのぞき込まれる存在です。
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【87】撮影:10時12分=土屋 千鶴子
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【88】撮影:10時15分=伊藤 幸司
ホコリタケは指ではじくとホコリだかケムリだかが、ポッ、ポッ、と噴き出します。指ではじかれたのか、自分で噴き出したのか……。
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パート4────奥入瀬渓流・石ヶ戸→子ノ口
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【89】撮影:10時26分=小林 美子
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【90】撮影:10時27分=伊藤 幸司
石ヶ戸に車を止めて渓流に触れる観光客は、この人たちも含めて圧倒的に中国人のように見えました。私たちは画面左端にいますが、どちらかというと場違いな集団だったかもしれません。
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【91】撮影:10時28分=土屋 千鶴子
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【92】撮影:10時36分=土屋 千鶴子
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【93】撮影:10時38分=土屋 千鶴子
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【94】撮影:10時39分=伊藤 幸司
青空の下、やわらかな紅葉が流れを包んでいます。
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【95】撮影:10時39分=佐藤 時子
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【96】撮影:10時41分=伊藤 幸司
この光景などは、奥入瀬の素顔ではないかと思います。穏やかでとりたててどうということもない流れなのに、その表情が14km、性格を変えずに続くのです。一か所だけを切り取ったらありふれた山のせせらぎですが、それが小さな喜怒哀楽を見せながら続きます。明治の人気紀行作家・大町桂月がその価値を見いだして全国区に押し上げたのだと思います。
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【97】撮影:10時45分=伊藤 幸司
こんな風景なら奥入瀬渓流には五万とあります。
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【98】撮影:10時50分=小林 美子
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【99】撮影:10時50分=小林 美子
この流れは なんという流れだったか・・
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【100】撮影:10時51分=佐藤 時子
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【101】撮影:10時52分=佐藤 時子
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【102】撮影:11時08分=小林 美子
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【103】撮影:11時08分=土屋 千鶴子
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【104】撮影:11時09分=伊藤 幸司
落差20mの雲井の滝。この道筋にある滝のなかでは優雅さで際立っているかと思います。
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【105】撮影:11時09分=佐藤 時子
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【106】撮影:11時13分=佐藤 時子
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【107】撮影:11時14分=伊藤 幸司
落差30mの白布の滝。樹林に隠された垂直の岩に一筋、潔い滝が落ちていました。
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【108】撮影:11時23分=伊藤 幸司
奥入瀬渓流の表情を支えているもうひとつの特徴は、こんな激しい流れの中にある岩の上に降りしきった落ち葉がのっているのですが、それだけでなく、岩には苔もつき、草や灌木も生えている。……つまり水位の変化が少ないということがいえるのです。それはまた、流れの際に遊歩道が設けられた親水公園となっているほか、車からでもほとんど同じ高さから渓流風景を見ることができるということにも通じています。帰路の車窓からの写真もご覧ください。
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【109】撮影:11時39分=小林 美子
絵を描いている人も大勢いました。
何故かこの人の絵にひかれた。真後ろから かいている。
景色と絵をカメラに入れたかったけど 真後ろには人がいたので諦めて この角度から・・
(もちろん 写真をとってもいいですか? と了解を得て
シャッターを押しました)
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【110】撮影:11時43分=伊藤 幸司
水位が安定しているというのは、この川が十和田湖の水を流しているからで、しかも十和田湖は水位がほとんど変わらないといいます。たぶんあふれ出る全ての水をここに流すのではなくて、なにがしかの水位調節機能を十和田湖自身がもっていることによって奇跡的な、安定した流れが生まれたのだと考えます。もちろん氾濫もあったでしょうが、それほど破壊的なものにはならなかった。
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【111】撮影:11時53分=土屋 千鶴子
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【112】撮影:11時59分=土屋 千鶴子
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【113】撮影:12時00分=伊藤 幸司
一目四滝と呼ばれるところにある白糸の滝は落差30m。渓谷の両岸から落ちる滝を見ていると大台ヶ原から流れ出る大杉谷を思い出します。十和田湖に近づいたところで滝がにぎやかに登場するという演出もなかなかのものだと思いました。
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【114】撮影:12時00分=佐藤 時子
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【115】撮影:12時00分=土屋 千鶴子
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【116】撮影:12時23分=伊藤 幸司
これはイロハモミジだと思います。ずいぶん大きな木を、上から見下ろす場所に立っていました。こういう俯瞰する風景は奥入瀬ではあまりありませんでした。
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【117】撮影:12時24分=伊藤 幸司
ごくありふれた流れですが、すぐ脇に車の道、それも青森・十和田ゴールドラインの一角をなす十和田道(瀑布街道)として大型バスが列をなして走っている道、があるのですから(なんだか)すごい、という写真。
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【118】撮影:12時25分=小林 美子
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【119】撮影:12時25分=佐藤 時子
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【120】撮影:12時25分=土屋 千鶴子
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【121】撮影:12時32分=伊藤 幸司
最後の滝というべき銚子大滝。高さ7mのこの滝が十和田湖に対して魚止めの滝になったというのです。
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【122】撮影:12時32分=小林 美子
いよいよ 十和田湖に近くなってきました。
奥入瀬渓谷では 一番大きな滝。銚子大滝です。
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【123】撮影:12時32分=土屋 千鶴子
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【124】撮影:12時33分=小林 美子
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【125】撮影:12時33分=土屋 千鶴子
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【126】撮影:12時34分=佐藤 時子
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【127】撮影:12時52分=小林 美子
十和田湖から奥入瀬渓谷に流れ出る所の 水門の手前。
あまりにもきれいな色の水でした。
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【128】撮影:12時52分=土屋 千鶴子
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【129】撮影:12時54分=佐藤 時子
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パート5────十和田湖
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【130】撮影:13時20分=伊藤 幸司
子ノ口から十和田湖の観光船がかなり頻繁に出ていました。紅葉の岸辺を見ながら休屋まで900円で行けるというので、船に飛び乗りました。
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【131】撮影:13時26分=小林 美子
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【132】撮影:13時28分=佐藤 時子
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【133】撮影:13時29分=伊藤 幸司
標高401mの十和田湖はいままさに紅葉のピークとなっていました。
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【134】撮影:13時29分=佐藤 時子
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【135】撮影:13時31分=小林 美子
千丈幕は見事。
岸壁と紅葉。
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【136】撮影:13時32分=伊藤 幸司
錦秋というのでしょうか、カメラの望遠レンズでとらえた紅葉にワクワクしながら、次々にシャッターを切っていました。
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【137】撮影:13時32分=伊藤 幸司
大町桂月が十和田湖を最初に訪れた明治41年(1908)8月31日に、これを千丈幕と名づけたといわれます。
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【138】撮影:13時33分=佐藤 時子
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【139】撮影:13時34分=伊藤 幸司
水面部分を見ると、岸壁に横筋がついています。そこまでしか、十和田湖の水面は上がらないと、観光船の案内放送が伝えていました。
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【140】撮影:13時34分=佐藤 時子
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【141】撮影:13時36分=小林 美子
五色岩
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【142】撮影:13時39分=伊藤 幸司
これが紅葉の十和田湖の魅力です。紅葉の断崖近くまで船が寄っていくれるので、いわば手つかずの紅葉を見放題。そういう贅沢感が味わえます。
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【143】撮影:13時46分=伊藤 幸司
私たちが乗ったのと同じような観光船が十和田湖には何隻あるのでしょうか。私たちは11名以上の団体として1人900円で乗ったので十和田湖遊覧船企業組合の船だったようですが、十和田観光電鉄の船もあるようです。いずれも50分ほどで紅葉をたっぷりと見せてくれます。
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【144】撮影:13時49分=小林 美子
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【145】撮影:13時55分=佐藤 時子
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【146】撮影:13時56分=伊藤 幸司
静かな水面がいっときかき乱される程度の静けさで観光船は湖面を滑っていきます。よく見ると小型の観光モーターボートも走っていました。それだけの観光客受け入れるだけの一大観光地となっているのだからすごい。……と思ったのは、私はかつて十和田湖の開発ストーリーを軽くまとめたことがあるからです。
毎日新聞社「日本の大自然・4・十和田八幡平国立公園」
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【147】撮影:13時56分=伊藤 幸司
記憶がはっきりしませんが、六方岩と説明されたかと思います。
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【148】撮影:13時57分=小林 美子
見返りの松
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【149】撮影:13時57分=佐藤 時子
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【150】撮影:13時58分=佐藤 時子
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【151】撮影:13時59分=伊藤 幸司
じつは十和田湖の地図をきちんと見ていなかったので、小倉半島と中山半島の位置関係がはっきりしていませんでした。紅葉の乱舞が突然終わって、乙女の像が現れました。
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【152】撮影:13時59分=小林 美子
湖上から見た 乙女像。
国立公園指定15周年記念として、
昭和28年に青森県が建てたそうです。
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【153】撮影:13時59分=小林 美子
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【154】撮影:13時59分=佐藤 時子
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【155】撮影:14時02分=佐藤 時子
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パート6────奥入瀬渓流・車窓から子ノ口→焼山
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【156】撮影:14時40分=伊藤 幸司
これは奥入瀬渓流最上流部の銚子大滝のところ。じつは船が休屋に着くと、すぐに焼山行きのJRバスが出る時刻でした。紅葉のピーク時にはゴールドラインを走るJRバスは満員で乗れないこともあるかもしれないという不安から、この一区間(十和田湖→焼山)以外はタクシーやローカルなバスでつないで計画していたのです。しかし実際は平日はそれほど混まないということのようでした。そこで進行左側の席に座ると、5時間かかって歩いた道を、車窓の風景として見ることができたのです。
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【157】撮影:14時41分=伊藤 幸司
銚子大滝からの流れがまだ荒々しい橋の上。私たちはもちろんこの端を右から左へと渡りました。
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【158】撮影:14時45分=伊藤 幸司
遊歩道からはほとんど見えなくて、看板に振り回された玉簾ノ滝が、たぶんこれです。バスがこの位置で何の理由でか止まったので、撮れました。
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【159】撮影:14時47分=伊藤 幸司
私たちの列も、こんなふうに見られていたにちがいありません。うらやましさよりも、優越感で見られていたかもしれません。
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【160】撮影:14時51分=伊藤 幸司
白布の滝です。車からでもちゃんと見えるんだという驚きがありました。
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【161】撮影:15時00分=伊藤 幸司
歩かないでも、それなりに奥入瀬渓流を味わった気分にはなるんですね、という気分。
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【162】撮影:15時10分=伊藤 幸司
石ヶ戸の下流側、多分三乱(さみだれ)の流れと呼ばれているところ。歩いていたときにはこの2本の木の間に写真を撮る人が立っていました。
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【163】撮影:17時54分=伊藤 幸司
私の情報にミスがあって、焼山で無駄な1時間を過ごしてしまいました。入浴が時間的にパーになり、食事もあまり期待できない状況となりました。東北新幹線・七戸十和田駅からすぐのところで、地元で人気の和食店を見つけられたのはラッキーでした。
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